人のために働くわんちゃん part2 災害救助犬・盲導犬
前回は人間のために働くわんちゃん(working dogワーキング・ドッグ)part1警察犬を紹介しました。今回は災害救助犬・盲導犬について紹介します。
~災害救助犬~
災害救助犬(さいがいきゅうじょけん)とは地震や土砂崩れ等の災害で、行方不明になった人や埋もれてしまった人を優れた嗅覚を使い捜索するように訓練されたわんちゃんです。災害救助犬は警察犬と違い犬種やサイズは指定されていません。大型犬はスタミナがあり高低差のある場所でも活動できます、一方小型犬は小さい隙間や機動的な捜索が可能となるからです。年に一回行われる救助犬認定試験に合格する必要があります。
素足で可哀想や痛そうなど思われるかもしれませんが、わんちゃんは足の裏で多くの情報を収集しているため靴の着用は義務化されていません。
~盲導犬~
補助犬とひとくくりに言われることが多いですが盲導犬・介助犬・聴導犬と分けられています。今回は補助犬の中でも広く知られている盲導犬について紹介します。
盲導犬とは目の見えない人や見えにくい人、目の不自由な方が安全に歩くことが出来るようにサポートするわんちゃんです。盲導犬はラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール×ゴールデンのミックス犬の3犬種が日本国内で活動している主な犬種です。レトリバー種はもともと使役犬なので人間と仕事をするのが大好きで環境に適応する能力が高いと言われています。小さ過ぎず大きすぎない人を安全に誘導するためには適したサイズとなっているため盲導犬に向いています。
町で盲導犬を見かけると可愛いのでつい触ったり声を掛けたくなりますが安全のためお仕事中の盲導犬には撫でたり声を掛けたりせず、そっと温かくみまもってください。
災害救助犬と盲導犬についての紹介は以上です!
次回は、介助犬・聴導犬について紹介します。