ペットが亡くなってしまったら Part1
皆様が家族の一員として大切にしているペットちゃんもいずれ虹の橋を渡ります。
今回は安置方法や手続きをご紹介いたします。
亡くなって最初にやるべきことはご遺体の安置です。
動物が死亡すると数時間で硬直が始まってしまうため、完全に硬直してしまう前にできるだけ以下のようなお手入れを行ってください。
・できるだけ涼しい部屋で普段寝ていたベットなどにペットちゃんを寝かせる
・手足を可能な限り畳む
・ブラッシングなどで身体を清める
・保冷剤をタオル等でくるみ、頭やおなかにあてる
もし可能であれば、鼻や口、肛門から体液が出てくる可能性があるため脱脂綿を詰めるか、おむつを履かせて頭を枕などで高くしてあげてください。
※夏場はできるだけ部屋の温度を下げ、暗い部屋で安置してください。
次に手続きをご紹介いたします。
1.市役所への死亡届
わんちゃんの場合、市役所への届出が必要です。
※環境省のサイト「犬と猫のマイクロチップ情報登録」にて、マイクロチップ番号でわんちゃんの登録をされた飼い主の方は死亡届の届出は不要です。ただし、「犬と猫のマイクロチップ情報登録」にて登録情報の変更をお願いします。
奈良県の場合は以下のどちらかの方法でご提出ください。
・電子申請
・紙で申請
どちらも↓のホームページに詳しく記載されておりますのでご確認ください。
https://www.city.nara.lg.jp/soshiki/97/8496.html
2.環境省 犬と猫のマイクロチップ情報登録への死亡届
マイクロチップは令和4年6月以降から、ペットショップで販売される犬や猫にマイクロチップの装着が義務付けられました。それ以前から埋め込まれている子もいますので、登録した記憶のある方は以下より届出をおこなってください。
https://reg.mc.env.go.jp/owner/owner_general_menu/init
3.ペットの保険会社への解約手続き
ペット保険をご利用されていた方は解約手続きが必要になります。
その際に死亡診断書が必要になる場合もございます。
詳しくは各保険会社へお問い合わせください。
以上が亡くなってしまったあとの主な手続きとなっております。
亡くなってすぐは悲しみや喪失感で感情が入り乱れると思います。
死亡届の手続きは30日ほど猶予がございますので気持ちが落ち着かれてからの申請で大丈夫です。
ペット保険に関しては各会社によって異なりますので事前にご確認ください。
まずは自分自身を大切にし、時間をかけて悲しみを受け入れ、癒していくことが重要です。
当館はペットロス専門のカウンセラーのご紹介もしておりますのでご不安な方はお気軽にご相談ください。