しっぽがない猫!?
以前、コーギーのしっぽがない理由をご紹介しました。
コーギー以外にも断尾されている犬種がいますが
犬のしっぽがない場合、断尾されていることがほとんどです。
しかし猫の場合は断尾の習慣がなく、生まれつきしっぽがない猫種がいます。
今回はしっぽがない猫をご紹介します。
マンクス
マンクスは、イギリスのグレートブリテン島とアイルランド島の間にあるマン島原産の猫種です。
もともとマン島には猫が暮らしており、狭い島だったため近親交配を繰り返すうちにしっぽがない猫が誕生し、長い年月をかけてマンクスの遺伝子が確立されたと考えられています。
そんなマンクスの中にも短いしっぽが生えている子やしっぽがまったく生えていない子もおり、それぞれ細かく名前が決まっています。
- 【ランピー】…しっぽが全くなく、しっぽの付け根部分にくぼみがある
- 【ランピーライザー】…尾椎が1,2個のわずかに短いしっぽがあるが見た目はほぼない状態
- 【スタンピー】…短いしっぽがあるが折れていたりねじれていたり、固まって動かない
- 【ロンギー(ダック)】…一般的な猫の半分くらいの長さのしっぽがある
キャットショーで注目を集めるのはランピーですが、ランピー同士の掛け合わせは致死率が非常に高いため禁止されています。
飼いやすさ
優しく穏やかな性格をしていますが、神経質で引っ込み思案なところもあります。そのため、他の猫やペットとの多頭飼いはあまり向いていません。
被毛はダブルコートで、短毛種が多いですが、中には長毛種も存在します。
ダブルコートは抜け毛が多いため毎日ブラッシングが必要です。
また、ランピーのしっぽの付け根は重要な神経が通っているため普段から注意が必要です。
まとめ
しっぽがないのが特徴ですが、ランピーは全体の20%ほどしかいません。
病気になりやすい猫種でもありますのでお迎えをご検討される方は慎重にお考えください。